前に1万円で買えるカーボン三脚の話を書いたんですが
一万円くらいで買えるカーボン三脚を試す

今回は性懲りもなく、激安のアルミ製の三脚を買ってみました。
これが予想以上のクオリティだったので今回記事にした次第です。

購入したのはこちら

セールで700円程お得になっていたのもあって、ついポチってしまいました。

今回は手持ちのカーボン三脚と比較をしてみました。

 

Tycka アルミ三脚

Bonfoto B674C カーボン三脚

付属品

ボールヘッド用収納袋
キャリングバック
レンチ2本
延長チューブ(93mm)1本
クイックシュー×1
マニュアル

ボールヘッド用収納袋
キャリングバック
レンチ2本
クイックシュー×2
マニュアル

機能

中軸反転可能
一脚可変可能
アルカスイス互換(雲台)
脚部4段、開度3段階調整

中軸反転可能
一脚可変可能
アルカスイス互換(雲台)
脚部4段、開度2段階調整

重量

1.61kg

146kg

素材

アルミ

カーボン

石突素材

ゴム製

ゴム製

雲台タイプ

自由雲台(アルミ製)

自由雲台(樹脂製)

耐荷重

10kg

kg

収納サイズ

465mm

390mm

最大脚径

25mm

26mm

最小脚径

16mm

16mm

最低

46.5cm

53cm

最高

164cm

147cm


【※】 上記表のカーボン三脚リンク先ですが、筆者が購入した時よりも雲台形状がバージョンアップされているようです。樹脂製かは不明ですが、商品ページの写真では特徴的だった雲台の形状では無く、一般的な雲台に変更されているような気がします。石突の形状もゴムのみだったのがスパイク形状にもできるよう変更されているのは興味深いです。上記表の数値は、筆者が持っているバージョンの物を適用しています。


今回のアルミ三脚。
重量、収納サイズの点ではカーボン三脚に劣りますが、他全て今回のアルミ三脚の方が数値が良いです。重量はどうする事も出来ませんが、なんとこの三脚、ギリギリバイクのトップケースに収まるサイズと言うのも筆者にとっては特筆すべき点です。

もう一つ特筆すべき点は、この三脚の自由雲台部分。
DSC_0039
この手の三脚では定番になっているボールヘッド型ですが、その精度がとても良いのです。耐荷重10kgを謳っているだけあって、PentaxK-1+タムロンA001(1.32kg)の状態で、角度を付けてもガタツキ無くしっかりと固定できるのが驚きです。
DSC_0065
この価格でこれだけしっかり角度調整できるとは思ってもみませんでした。
横の首振りの動きも滑らかで、価格を考えれば破格の出来と言っても良いと思います。
DSC_0056
25mmの脚径は耐荷重10kgの三脚にしては細身に見えます。
作りは値段なりですが、不整地などよりも強風下で心許ない程度で、作りとしては悪くないです。
DSC_0038
特に脚の開度調整機構はカッチリしていて好印象。
DSC_0046
最高164cmになるこの三脚ですが、付属の延長チューブを使った上での数字だと思われます(延長チューブは93mm)。そのかわり、ざっと高さを測った感じだと雲台部分は含まれない数字だと思うので、雲台を入れると+9cmで173cmと言う所でしょうか。K-1を取り付けると180cm以上ある部屋の入り口よりも高くなっちゃいますね。殆どの場合、必要十分な高さだと思います。ただここまで高いと流石に不安定になるのであまりお薦めはしません。
DSC_0066
最低46.5cmの高さにするには
この延長チューブをエレベーター軸部分と差し替える事で可能になります。
DSC_0048
延長チューブを使用する場合はこの溝を上手く合わせないといけません。
DSC_0053
中軸を延長チューブに差し替える事で、最大に脚を開いた状態(最も低い状態)での安定性はかなりしっかりしてます。
DSC_0058
星景撮影等ではかなり役に立ちそうです。
DSC_0062
雲台部分は一般的な3/8ネジで汎用性があり、雲台部分のみ他の三脚と交換する事も可能です。
手持ちのカーボン三脚にも取付が可能なので、軽量化と収納性、カーボン素材による耐振動性能を重視するならそれもアリかもしれません(ほぼ実感できないレベルだと思いますが・・)。

三脚の石突部分は取外しが可能で、1/4ネジのスパイクを取り付ける事が可能です。
(ホームセンターでネジサイズを直接確認してきました)
DSC_0034
低価格帯の商品は、大抵独自規格のものを使っている事が殆どなんですが、カメラ用三脚だけあってここら辺の規格はしっかりさせているのが好印象です。また、この手の三脚の定番になっている中軸反転によるローポジ撮影や、一脚化も可能で、デザインも悪目立ちするような所が無い為、この価格でとても良くできた製品と言わざるを得ませんでした。

注意点としては、この価格ですから製品にバラツキがある可能性がある事でしょうか。
それと、前述したように脚が一眼フルサイズを使うには細身である為、最大に伸ばして使うには心許なく、ミドルからローポジション程度にしておいた方が無難だと思われます。

とりあえず、今度のキャンプでこれを持って星でも撮ってこようかと思っています。
その時は日記形式で色々レポートしますね^^

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